日時:2017年8月24日 9:00-21:00 場所:山梨県釜無川・御勅使川流域周辺 テーマ:信玄堤 本日は、信玄堤をテーマに巡検を行いました。 信玄堤とは、一般的に武田信玄が築堤したと伝えられている、竜王駅近くにある信玄堤公園にある堤防のことを指しますが、 今回は、その上流にある武田信玄が築堤したと伝えられている、その他の治水施設群も含めて、現地で確認を行いました。 石積出、将棋頭、堀切、十六石、高岩、竜王川除(いわゆる信玄堤)、かすみ堤がそれに当たると考えられています。 武田信玄は、これらの治水施設群を築堤することによって、釜無川・御勅使川の洪水から甲府を守ったと言われています。 今回、巡検したのは、このうち、石積出、白根の将棋頭、竜岡の将棋頭、高岩、竜王川除です。 これらはそれぞれ発掘され、公園になっていたり、立て看板で説明があったりして、手ぶらで行っても概要を知ることができます。今回の巡検で、広域にわたって治水施設群が築かれており、その壮大さを改めて確認することができました。 図1 信玄堤と総称される治水施設群の概略図 背景はOpenStreetMap、駅・鉄道・河川は国土数値情報を利用しています。 堀切と十六石、かすみ堤の正確な位置は不明です。 図2 当日の写真(石積出1番堤) 巨大な治水遺跡が目の前にありました。 |