操作説明書

記事:2010年6月22日(火)
更新:2011年12月13日(水)
更新:2012年06月25日(月)

FOSS4GなどのGISソフトを中心として、フリー(自由)に使えるソフトウェアとそのインストール方法、操作方法をご紹介いたします。

PostGIS

PostGISはPostgreSQLオブジェクト関係データベースに地理オブジェクト群を追加するものです。PostGISによってPostgreSQLサーバーが、米国ESRI社のSDEや米国オラクル社の空間拡張(Spatial Extension)と同じように、地理情報システム(GIS)の背後で稼働する空間データベースとして利用することができるようになります。PostGISは「OpenGISのSQLにおける単純な地物指定の方法(Simple Features Specification for SQL)」を追随しており、「データ型および関数」プロファイルに忠実であることを保証しています。 PostGISはRefractions Research社によって、オープンソースの空間データベース技術にかかわるプロジェクトのひとつとして開発されました。PostGISはGNU(General Public License)の下で公開されています。(参考サイト:http://postgis.refractions.net/)


QGIS

Quantum GIS (QGIS)は使い勝手のよいオープンソースの地理情報システム(GIS)で、GNU(General Public License)の下でライセンスが発行されています。QGISはOSGeo(Open Source Geospatial Foundation)における公式のプロジェクトで開発されました。Linuxをはじめ、Unix、MacOSX、Windows上で動作し、様々なベクタ/ラスタフォーマットとそれを操作する関数を扱うことができます。 QuantumGISは関数とプラグインによって提供される機能が日々増えています。印刷用の地図を表示、管理、編集、データ分析、構成することができます。(参考サイト:http://www.qgis.org/)

Ubuntu 10.04 LTS Server Edition 32bit

Ubuntuは、コミュニティによって開発されている、Linuxベースのオペレーティングシステムです。NPOオープンコンシェルジュでは、本OSを中心としてさまざまなGIS環境の開発を進めています。(参考URL:http://www.ubuntulinux.jp/)

GDAL/OGR

GDALはOSGeo(Open Source Geospatial Foundation)によってX/MITオープンソースライセンスの下で提供されているラスタ地理空間データフォーマットを取り扱うライブラリです。地理空間データ抽出ライブラリ(Geospatial Data Abstraction Library)の略です。呼び出し元のアプリケーションにGDALが対応しているフォーマットに対するデータ抽出機能を提供します。データ変換や処理をコマンドラインで柔軟に実行することができます。OGRはGDALと同様の機能をベクタデータに対して行うことができるライブラリで、GDALのソースの中に含まれています。(参考URL:http://www.gdal.org/)


SpatiaLite

SpatialiteはSQLiteにOpenGISの仕様に従った形で空間データを取り扱う機能を付与する機能拡張です。OpenGISの仕様とは、WKTやWKBフォーマットに対応。AsText()、GeomFromText()、Area()、PointN()といった空間処理にかかわるSQL関数の提供などです。QGISからは特別な設定なしで、SpatiaLiteのデータベースに接続できます。(参考URL:http://www.gaia-gis.it/spatialite/)


Tomcat

Tomcatは、オープンソースのソフトウェアで、Javaサーブレット・JSP(JavaServer Pages)を処理するアプリケーションサーバです。Apache TomcatはApache License version 2の下で開発されており、誰でも自由かつ無償で利用・改変・再配布できます。主なUNIX系OSやWindows、Mac OS Xなどで動作します。(参考URL:http://tomcat.apache.org/)


GeoServer

GeoServerはJavaで記述されたオープンソースソフトウェアで、地図閲覧者が地理空間データを共有し、編集できるようになります。様々な主体間での使用を前提としているため、主な空間データフォーマットに対応して地図作製が可能となっています。コミュニティ主体のプロジェクトであるため、GeoServerは世界中の様々な個人や集団、組織において開発、テスト、支援されています。GeoServerはOGC(Open Geospatial Consortium)のWFS(Web Feature Service)、WCS(Web Coverage Service)、WMS(Web Map Service)を扱うことができます。 (参考URL:http://geoserver.org/)


Drupal

Drupalは個人や集団、企業が、Webサイトにおいて、様々なコンテンツを簡単に発表、管理できるようにするためのコンテンツ管理システム(CMS)です。何十万人の人々や組織が利用しています。DrupalはGPL(GNU General Public License)の下で配布されているオープンソースソフトウェアで、何千ものユーザや開発者の集まりによって維持管理や開発が行われています。(参考URL:http://drupal.jp/)


OpenStreetMap (OSM)

OpenStreetMap(OSM)は、道路地図などの地理情報データを誰でも利用できるよう、フリーの地理情報データを作成することを目的としたプロジェクトです。
誰でも自由に参加して、誰でも自由に編集でき、誰でも自由に利用する事が出来ます。(参考URL:http://www.openstreetmap.jp/, http://www.openstreetmap.org/)



VirtualBox

VirtualBoxはx86およびAMD64、Intel64で動作する仮想環境構築のための強力なアプリケーションです。GNU General Public License (GPL) version 2ライセンスの下で自由に利用可能なオープンソースソフトウェアです。VirtualBoxはWindows、Linux、Mac、Solaris上で動作し,ゲストOSとしてWindows(NT 4.0、2000、XP、Server、2003、Vista、7)、DOS/Windows 3.x、Linux(2.4、2.6)、Solaris、OpenSolaris、OS/2、OpenBSDなど多くのOSを動作させることが可能です。(参考サイト:https://www.virtualbox.org/)